矯正装置の種類

主に永久歯を動かす歯列矯正で使用する装置

成人矯正や永久歯が生えそろったお子様の第二期治療で、歯列を動かすために使用する装置です。


【マルチブラケット装置】

表側矯正装置

一つひとつの歯に接着されたブラケットに通したワイヤーの力で歯を動かす固定式の装置です。歯の表側に装置を着ける「表側矯正」は最もベーシックな矯正治療法で、多くの症例に対応ができます。 近年改良が進み、従来からある金属製のブラケットのほか、プラスチックやセラミック製の透明や乳白色の目立ちにくい審美ブラケットなど、様々なタイプが開発されています。

表側矯正装置

裏側矯正装置(リンガル矯正装置)

裏側矯正装置

歯の裏側にブラケットやワイヤーを着ける固定式の装置です。歯の表側に装置を着けないので、外から装置がほとんど見えません。慣れるまで発音しにくい場合もありますが、人に気づかれずに矯正したい人に合った治療法です。 特殊な装置なので費用は表側矯正よりも高めで、矯正医によっては、治療できる症例や治療期間などが異なる場合があります。


セルフライゲーションシステム

セルフライゲーションシステム

一般的なマルチブラケット装置は、ブラケットとワイヤーを細い針金やゴムで留めていました。セルフライゲーションタイプのブラケットは、ワイヤーを縛りつける必要がない装置です。ワイヤーを縛ることで生じていた摩擦が少なくなり、従来よりも小さな力で歯を動かすことができるので、治療中の痛みの軽減や、効率的は歯の移動が期待できます。


【マウスピース矯正装置】

マウスピース矯正装置

薄い透明なマウスピース型の装置です。目立たずに治療ができて、取り外し可能です。 治療前に採取した歯型をもとに、歯が適切な位置に移動できるように設計・製造したマウスピースを定期的に交換して歯を動かします。 1日17~20時間の装着が必要ですが、食事や歯磨き程度の短時間であれば取り外すことができます。歯並びや治療方針によっては、マウスピース矯正のみでは治療できない場合もあります。

主に小児矯正で使用する装置

顎の成長のコントロールしたり、舌やお口の癖を改善して正しい機能に導く装置など、様々なタイプがあります。装置によって成人でも使用する場合があります。

顎外固定装置

頭や顎を支えにして、歯を動かしたり顎の成長をコントロールしたりする装置です。ヘッドキャップという帽子状の器具を使用するため、帰宅後や就寝の時間を利用して装着します。下顎の先(オトガイ)にキャップをかぶせて下顎を後方に引っ張って、下顎の成長や受け口を抑える「チンキャップ」や、上顎や上顎の奥歯を後方に引っ張って上顎の成長や出っ歯を抑える「ヘッドギア」などがあります。

顎外固定装置

拡大装置

顎の裏側から歯列の幅を広げる装置です。歯列の幅が狭くて永久歯が並びきらずに凸凹に生えてしまう叢生を予防・改善したり、歯を外側に傾斜させて歯列を広げたりします。
コイル状に曲げられた太い針金の弾力を活かして歯列を側方(外側)に広げる「緩徐拡大装置」や、装置の中心にあるネジを定期的に回して装置の幅を広げて歯列を拡大する「拡大床」などがあります。

拡大装置

機能的矯正装置

機能的矯正装置

口の筋肉や噛む力、舌の力などを利用して、顎の成長促進や顎のバランス改善を行う装置です。取り外し可能で就寝時に装着するケースが多いです。

矯正治療が終了したあとに使用する装置

【保定装置(リテーナー)】

リテーナー

矯正治療後の歯並び・かみ合わせが再び乱れ、治療前の状態に戻る「後戻り」を防ぐために、歯の位置を保定させる装置です。
直後は、歯の周辺の組織がまだ不安定なので長時間の装着が必要ですが、担当医の指導のもと徐々に装着時間を短くしていきます。
リテーナーには、太いワイヤーとプラスチックでできたプレートタイプやマウスピースタイプ、歯の裏に細いワイヤーを接着させるフィックスタイプなど、様々な種類があります。

ページの先頭へ