はじめまして、長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、色々と書いておられるようですのでそれに沿って推測の範囲になりますが私見を述べますね。
●全体的に歯茎が下がってきた
>おそらく全体的に歯周病の状態であることは間違いないと思われますが、噛みしめも関与しているでしょうね。
●前歯2本(神経とってセラミック(土台は銀))の間の歯の根元の歯茎がブヨブヨしている
>これも歯周病が進行しておられることが原因でしょうが、やはり噛みしめが関与していると思われます。その前歯2本に指を当ててみた状態でカチカチ噛んでみてください。おそらくそれだけでも歯が揺れていることがわかると思われます。
●一日中口の中がネバネバしている
>これも歯周病の状態が想定されます。歯ぐきの中の歯周病菌がかなり繁殖している状態がうかがえます。まずは徹底した歯磨きでしょうね。通常の歯ブラシと(できれば音波ブラシのほうがベター)そして歯間ブラシを使いましょう。
●上前歯4本の歯茎が歯に沿って腫れている
>これも歯周病ですが、かぶせてあるセラミックがあっていない可能性もあります。縁の部分に爪が引っかかるようであれば間違いありませんね。
●歯が動いて隙間が開いてきて物が挟まるようになった
>これは奥歯の噛み合わせが低い証拠になります。
●顎が痛くて口が開けれない時が何回かある
>顎関節症のようですね。口が開けられないということは、クローズドロックという状態になっている可能性があります。
●朝起きたら上下の前歯同士でぎゅーっと食いしばってたことが何回かある
>これも顎関節症の症状でかつその原因でもありますね。
●歯がパコパコ鳴るとくに食後唇や舌で歯を触ると鳴る
>この音に関しては判然としてませんが、かぶせ歯が脱離している可能性もありますね。
全体的な要因や気を付けることなどをご説明しますと、根管治療は顕微鏡治療などでは1回から2回で通常終了します。
また、口が開かなかったりするのは明らかに顎の位置がずれています。
通院しておられる歯科で治療が難しいようであれば、顎関節治療ができる歯科の先生のご相談されてみるのもいいかもしれません。
上下の前歯が物が詰まったり、噛みしめているような感覚があるのも顎関節症の症状の一つでかつ原因でもあります。
顎関節症の症状が落ち着いてくると歯周病の状態も安定しやすくなります。
おそらくですが、横を向いて寝たり、うつ伏せで寝たり、頬杖をついたり、足を組んだりなどの癖があられると思います。
まずやめてみましょう。また片方の肩に常にバッグをかけたりなども噛みしめの原因になります。
猫背もそうです。
こういった癖や姿勢に気を付けるだけでも顎関節症はいくらかよくなります。
気を付けてみてください。
ほりちゃん 先生
医療法人永友会 堀内歯科(長崎県諫早市)
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